【2023/06/24】最高の「市販日本酒」を選ぶ世界最大級の品評会「SAKE COMPETITION 2023」の表彰式が、2023年6月14日、ザ・ペニンシュラ東京で開催されました。
業界屈指の専門家20名がブラインドで審査した1000点の中から見事受賞に輝いた日本酒を発表する栄えあるセレモニーに、美酒企画はメディアとして出席。中国の国民的アプリ「WeChat」で運営する中国向け日本酒専門メディア「享受清酒」にて、取材記事を公開しました。
今年は「純米酒部門」「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「SUPER PREMIUM部門」の4部門。
各部門の第1位は、下記のとおりです。
■ 純米酒部門: 「雪の松島 海 -KAI- ひとめぼれ純米原酒」 大和蔵酒造株式会社(宮城県)
■ 純米吟醸部門:「雨後の月 純米吟醸 山田錦」 相原酒造株式会社(広島県)
■ 純米大吟醸部門:「大嶺2粒 火入れ 山田錦」 大嶺酒造株式会社(山口県)
■ SUPER PREMIUM部門:「作 智(ざく さとり)」 清水清三郎商店株式会社(三重県)
(左から) 純米吟醸部門「雨後の月」の相原酒造、純米大吟醸部門「大嶺2粒」の大嶺酒造、純米酒部門「雪の松島」の大和蔵酒造、SUPER PREMIUM部門「作」の清水清三郎商店
また、続いて特別賞として、日本酒ソムリエアプリ Sakenomy 内で高評価を得ている酒蔵に贈られる「Sakenomy Best Brewery of the Year」、40歳以下の日本酒の造り手を応援する「ダイナースクラブ若手奨励賞」、JAL機内酒として提供される「JAL空飛ぶSAKE賞」についても発表がありました。
■ Sakenomy Best Brewery of the Year:高木酒造株式会社(山形県)
■ ダイナースクラブ若手奨励賞: 大和蔵酒造株式会社(宮城県)杜氏 関谷海志氏
■ JAL空飛ぶSAKE賞:「峰乃白梅 純米吟醸」峰乃白梅酒造株式会社(新潟県)
表彰式には、日本の伝統文化を世界に発信している中田英寿氏や、「酒場詩人」こと吉田類氏、日本酒好きのフリーアナウンサー宇賀なつみ氏、唎酒師の資格を持つ女優の村川絵梨氏、シンガーソングライターMs.OOJA氏がプレゼンターとして登壇。会場は華やかな雰囲気に包まれました。
去年のお米はあまり質が良いとはされていない中、各蔵は高い技術力でカバー。「笑ってしまうほど美味しい酒がいくつもあった」と語る審査員もいらっしゃいました。レベルが年々向上する中、来年はどの酒蔵が栄冠を勝ち取るのか、既に競争は始まっています。