中国向け日本酒専門メディアを開設!

中国向け日本酒専門メディアを開設!

【2022/04/11】 美酒企画は2022年4月8日、中国国内向け日本酒メディア「享受清酒」を正式公開したことをお知らせします。また、メディアを立ち上げた想いやビジョン、コンテンツなどについて紹介する下記プレスリリースを、共同通信PRワイヤーより配信いたしました。

中国の人々に贈る“日本酒の歩き方”!
利用者12億人のSNS・WeChatに中国語版「日本酒メディア」を開設

コロナ禍の今こそ、インバウンド復活後を視野に入れた継続的な情報発信で、日本酒好きと酒蔵ファンを醸成

海外市場に向けた日本酒のPR事業を手がける株式会社美酒企画(本社:東京都江東区、代表取締役:柴田 亜矢子、以下 美酒企画)は2022年4月8日(金)、中国最大級のスーパーアプリ「WeChat」(*1)にて、日本酒に特化した中国向けメディア「享受清酒」を立ち上げました。日本酒の楽しみ方や酒蔵情報など日本酒の魅力を、国際唎酒師兼ライターとして培った知識と経験を生かし、中国人消費者にダイレクトに発信してまいります。

(*1)日本でいう「LINE」のような、中国で人気No.1のコミュニケーションアプリ。決済や送金、ECサイト、ライブ動画配信など幅広い用途で活用が加速し、中国では生活に欠かせないインフラとして定着。

飲食店での酒類提供規制による出荷量の激減に苦しむ日本酒業界と、中国の人々をつなぐ架け橋に

醸造技術の急速な進歩や若手蔵元の台頭により、近年、質の向上が著しい日本酒。ワインのような酸のあるタイプ、シャンパンのような発泡タイプなど新感覚の商品も増え、コアな愛好家を魅了しています。しかし一方で少子化や嗜好の多様化もあり、日本酒の消費量は1973年をピークに年々減少。さらに追い打ちをかけているのがコロナ禍です。飲食店での酒類提供規制により出荷量が激減し、酒蔵の経営を圧迫しています。

そこで日本酒の現在そして未来への一助になりたいと創業したのが、美酒企画です。代表は、早慶戦の日本酒版「美酒早慶戦」(*2)の運営を機に日本酒に本格的に開眼。国際唎酒師の資格を取り、ライター活動等に従事していました。伝え手の経験を生かし、新しい日本酒専門メディアを創設しようと決意。近年、市場規模が急拡大し今後も成長が見込まれる、人口14億人の巨大市場・中国に進出することとしました。

(*2)早稲田・慶應出身の酒蔵の日本酒を早稲田・慶應出身の酒好きが飲み比べて投票し、蔵別順位と大学別順位を決する年に一度のイベント。2011年の開始以来、年々規模が拡大し、今では全国から約80の酒蔵が参加。

■ネット検閲により日本から中国への情報発信が困難な中、酒蔵のブランド力向上を中国のSNSで実現

「WeChat」を選んだ理由は、月間アクティブユーザーが12億人以上というスケールに加え、中国の消費者と直接つながれる点。中国では「グレートファイアウォール」と呼ばれるネット検閲システムが機能しており、日本で中国語のサイトを作っても、中国からは閲覧が困難なのが実情です。中国市場に情報を発信していくには、中国人が日常で最も利用している「WeChat」が最適と判断し、申請から厳密な審査を経て、日本酒専門メディア「享受清酒」(「日本酒を楽しむ」の意)をリリースする運びとなりました。

<トップページ>

<日本酒記事>

<酒蔵情報(滝澤酒造)>

本メディアの目的は、日本酒を好きになってもらうこと。堅苦しい日本酒の学習ではなく、「日本酒って楽しくてかっこいい」と思ってもらえるような記事を、ビギナーにもわかりやすくお届けします。また、酒蔵の紹介もメインコンテンツの1つ。銘柄を認知してもらうことで、インバウンドが復活した際に日本での購入や蔵見学などにつなげていきたいと考えています。第1弾は、海外の主要コンテストで金賞受賞の実績がある、滝澤酒造(埼玉県深谷市)。滝澤英之社長は「awa酒協会」の副理事長を務めるなど、スパークリング日本酒における第一人者です。今後は全国の酒蔵のブランド力向上を支援すべく、積極的に参画を呼び掛けてまいります。

将来的には、ANAグループの中国向け越境ECの活用や、地域と組んだ酒蔵見学ツアーも

メディアとしての活動に加え、将来的には越境ECも視野に入れています。今回「WeChat」でのメディア開設のためにサービス提供を受けた、CX株式会社(東京都江東区)とANAホールディングス株式会社(東京都港区)とのJV企業である、株式会社ACD(東京都港区)との連携を最大限に活用。ACDが運営する中国向け越境EC「全日空海淘(ハイタオ)」の利用サポートも展開予定です。全日空海淘の越境ECは、”国内完結型”。越境EC商流の全てが日本国内で完結するため、酒蔵は面倒な輸出手続きをおこなうことなく、ワンストップで中国の消費者に商品を届けることができます。

また、コロナ禍が収束し海外からの観光需要が回復した際には、地域と提携した蔵ツアー企画の始動を予定。日本酒の楽しみ方から酒蔵見学まで多彩な“日本酒の歩き方”を提案することで、一人でも多く中国人の日本酒好き・酒蔵ファンを増やし、日本酒の消費量向上を通じて日本酒業界に貢献してまいります。

【「享受清酒」閲覧方法のご案内】

サイトの閲覧には、スマートフォンへのWeChatアプリのダウンロードが必要です。下記URLにアクセスしてダウンロードした後、WeChatホーム画面右上から「+」→「スキャン」(もしくは「QRコードのスキャン」)をクリックし、左記「享受清酒」サイトのQRコードを読み取ってください。

 ▼ WeChat公式サイト:https://www.wechat.com/ja/