【「花の舞」花の舞酒造さま(静岡県浜松市)】

                  <2020年に杜氏に就任した鎌江慎太郎さん>

花の舞酒造は、1864年に創業しました。
地元に根差した酒を追求し、使う米は静岡県産米のみ。温暖な気候と豊かな自然に恵まれた静岡県は、酒米の王様「山田錦」をはじめ上質な米が作られることで定評がある地域です。
花の舞酒造では、卓越した技術と充実の設備を駆使。米の価値を最大限に引き出した美酒を醸しています。

<まさに花が舞っているような、色鮮やかな酒樽>

代表銘柄「花の舞」は、五穀豊穣を祈願する踊りの名前が由来。
この「花」は、命の糧となる“稲の花”を表しています。

花の舞酒造の実力がいかんなく発揮されるのが「大吟醸造り」です。
大吟醸は、低温発酵で長期間発酵させることで生まれるフルーティーなお酒で、造りに最適な時期は真冬。厳寒の中、細心の注意を払い全工程を手作りで行います。

                  <(左より)名誉杜氏・土田一仁さん、杜氏・鎌江慎太郎さん>

見学の受け入れにも積極的で、精米から瓶詰までわかりやすく解説。見学後は試飲コーナーで様々なお酒を味わえます。
浜松市には観光名所も多数。人気の浜名湖では遊覧船やサイクリング、名物のウナギ料理を楽しめるとあって、国内外から多くの人が訪れています。

<花の舞酒造さま公式SNS>

【お薦め銘柄】


花の舞 限定純米大吟醸

瑞々しくフレッシュなメロンを思わせる香りと優しい甘味が魅力。
落ち着いた酸味も相まって、柔らかな印象を飲む人に与えます。
鱈など淡白な白身魚と合わせると、魚自体の甘さと酒の上品さが心地良い相乗効果を生み出します。飲み頃は15℃前後。


花の舞 吟醸花ラベル

バナナやリンゴのような香りが鼻腔をくすぐる吟醸酒。
酒米の王「山田錦」由来の控えめな甘味と旨味を酸が盛り立て、バランス良く仕上がっています。
食中酒として設計しており、鯛や海老などあっさりした魚介を香ばしく焼いた料理との相性は抜群。飲み頃は15℃前後。


「Abysse Sparkling」(アビス スパークリング)

シャンパンのように瓶内二次発酵で生まれる自然な泡が爽やかに弾けるスパークリング日本酒です。
通常の日本酒と異なり、ワイン酵母を使用。
柑橘類のような香りと焼き菓子を思わせる甘く香ばしい香りを楽しめ、お祝い事などのシーンに最適です。飲み頃は8~12℃。


「ぷちしゅわ日本酒ちょびっと乾杯」

米由来の甘さの中に程良い酸味が感じられる微発泡酒。
きめ細かい泡の喉越しが抜群です。
6%と低アルコールで飲みやすく、日常にちょっとした贅沢感をプラスします。
果物のタルトなどスイーツとのペアリングもお薦め。飲み頃は10℃前後。